熊本県内では多くの方々が知る「赤酒」は、お屠蘇、お神酒、祝い酒、料理酒として
長きに渡り愛されて来ました。
赤酒は遡ること四百数余年前の安土桃山時代から江戸時代にかけ、肥後の国を治めて
いた加藤清正、細川家により「肥後の御国酒」と保護され熊本で大切に受け継がれて
来たお酒です。加藤家から大阪の豊臣家に熊本の名産として献上されたという記録も
あります。米を原料に、清酒と同じような工程で仕込み、「もろみ」に強アルカリ性の
木灰を投入することで、酒の酸を中和して酸敗を防ぎ保存性をよくするという、
日本古来の製法を受け継いだお酒です。
「肥後御国酒 赤酒 花の香」は木桶を用い日本酒の源流の一つである「灰持酒」の
伝統製法に習い、米と木灰以外は一切使わず、江戸時代の赤酒を目指し細心の注意を
払い丁寧に醸しました。糖類、酸味料などは一切使用せず、米と米麹のみで造られています。
食前酒や食後酒(バニラアイスにかけて)、鮨のシャリ、焼鳥、鰻の蒲焼のたれ、
様々なお料理にご使用いただきたいお酒です。微アルカリ性の酒質が、
素材の身をしめず、料理の照り・ツヤを良くし、お肉やお魚などのタンパク質を
ふっくらと仕上げ、豊富なうまみとキレのよい甘みが、料理をよりいっそう
味わい深いものに仕上げます。
この赤酒の魅力を熊本県外の方々にも是非知っていただきたく、
また「赤酒 花の香」と「産土」との最高のペアリングを楽しんでいただければ
幸いでございます。
容量・価格 720ml(4,400円)