◎株式会社小松酒造場　（豊潤）　＜大分＞
1868年創業の小松酒造場。150年の歴史のなかで、料理を引き立てる食中酒・主張しすぎない
おいしさを求めて酒造りをしてきました。和食のみならず、多様化した現代人の食の好み、
お酒の嗜好の変化に対応するべく、日々研究を重ねています。
1960年代後半は大手酒蔵の下請けなどもあり1500石の生産量を誇っていましたが、
当時の酒造りを支えていた杜氏が事故にあってしまい、酒造りを休止。
6代目蔵元の小松潤平氏が蔵に戻るまで、20年もの間酒造りを行ってきませんでした。
資金集め等課題は山積でしたが、周りの人の助けもあり見事復活。銘酒「豊潤」は仕込み水に蔵の敷地内にある
井戸水を使用。海に近いぶん豊富なミネラルを含む中硬水で仕込まれるお酒は、甘味がありながらも後切れがすごくよく、
料理との相性をよく考えてつくられています。自然と料理にまた箸が伸びていく、
食べなれた料理がよりおいしくなるような最高の脇役を目指しています。